高次脳機能障害ブログ AKOのブログ

頭がクラッ!クラッ!

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連れの「こんち」をお風呂に入れて、、、、
さて、おいらもゆっくり入ろうかなと、、湯船に浸かっていると、、、。

なんだかお風呂場が、鼻を突くような妙な臭い。
しばらくすると、お湯に変なものが浮いている。
見ると「虫コナーズ」のサンプル瓶が空になって浮いています。

さっきマーケットに歯ブラシ買いに行ったから、そこでサンプルを貰ってきたんでしょう。

虫コナーズお風呂って、初めての経験です。
強烈な臭いに、頭がくらくら。。。。。 何か中毒になりそうです!


混浴温泉の達人

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「こんち」は一人での入浴は難しいですね。我が家の風呂でも大変なのですから、いわんや温泉に一人で入るのはかなりの冒険と言わねばなりません。

しかし、私達の暮らす東北は有数の温泉地でもあります。「こんち」には病気療養もかねて、ゆっくりと温泉に入れてやりたいのが人情というものです。
まさかAKOが女湯にも行けないので、当初は男湯に「こんち」と一緒に入ったりしたもんです。それはそれで楽しい時もありました、、、。

でも、最近は時代が変わって男湯からでも苦情が出ますね。そうなると施設側からも「当局のお達しが、、、、」などと言われて具合が悪い、、、。
自然に「混浴のある温泉施設」を探すことになるわけで、介護して8年もたつと、ずいぶんあちこちの混浴温泉を経験しました。

最初は混浴というと「恥ずかしい!」「気後れする!」「目のやり場がない」などと遠慮がちだったんです。
でもある日、青森県の八甲田山中にある「酸ヶ湯温泉」に入った時のこと、その温泉から「混浴の達人」になれる技を伝授されました。

なんと浴槽に堂々と掲げてあるその「混浴の心得三か条」とは、、、
1、見ない     2、見せない    3、騒がない
をマスターできれば、堂々と混浴温泉を楽しめる、、、のだそうです。

まあ、衆生の代表でもあるAKOのことですから、とてもすぐに守れる心得でもないのですが、「こんち」のために?「混浴の心得三か条」を努力実践することにしたわけです。

それからというもの、混浴温泉にはたくさんでかけました。

青森県深浦町の「不老ふ死温泉」では、黄金色の温泉に二人で浸かりながら、雄大な日本海の夕日を眺めました。

宮城県大崎市にある「鬼首温泉」では、流れ出る温泉の川底をスコップで掘って入るのです。体が入るぐらい掘るのにはすごい苦労をしましたが、二人で掘ったその後の川の温泉は最高の気分でした。

秋田県湯沢市にある泥湯温泉近くの「川原毛地獄」では、大きな川の滝つぼが温泉になっていて、二人して紅葉の中に溶け込むような気分で温泉に浸かりました。

また、青森県の「恐山」では、ご先祖の霊と一緒に温泉に入りましたし、秋田県の玉川温泉郷にある「鶴の湯温泉」では、外国人夫婦と裸の付き合いになりました。

岩手県の「夏油温泉」では真っ暗な岩谷洞の温泉で、誰が誰やらわからずみんな一緒に手をつないで入りました。

それから、福島県の姥湯温泉の露天風呂では、あまりに壮大な自然に圧倒されて、みんな裸なのを忘れて呆然としていました。

考えてみれば、「こんち」の病気のおかげでずいぶん楽しい温泉の旅をしてきました。
周囲から見れば「おかしな連れ合いの珍道中」のように見えるかもしれませんが、本人達はいたって真面目だし、何より楽しければそれでいいのです。

そして、たくさんの混浴友達が増えましたね。今でもメールのやりとりをして誘い合う仲間もできました。
なにより自然の温泉は体も心も癒してくれます。

これからも「混浴の心得三か条」を実践しながら、良い混浴温泉を探して旅をするつもりですから、「こんち」ともどもよろしくお願いします。

追伸
「混浴の心得三か条」はなかなか実践できないものです。努力!努力!


「大人」と「子供」

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昔は大人のほうが格好良く見えたものですが、最近はやっぱり子供がいいですね。
特に会社を退職して第二の人生を過ごすようになってからは、よほどの事がない限り「子供」をやることにしています。

え? 「大人」と「子供」の違いですか?

「大人」は何かあっても、「ああ、あれはやったことがある!」とか、「これは知ってるよ。教えてあげる!」とか、み〜んな知ったかぶりじゃぁないですか。これじゃ、過去の枠から出れない人生です。

その点、「子供」はやることなすことぜ〜んぶ初めてだから、もう興味津々!
何でもやってみて、失敗しても成功しても、叱られても誉められても楽しい。だから毎日が何かに夢中で、時間のたつのはあっという間です。
私は子供のほうがはるかに生きてて楽しいと思います。

よく考えてみると、「昔あんなことをやった。」とか「こんな貢献をした。」とか言っても、それは一瞬の輝きです。それを後生大事にして生きていくのは少し重いように思います。

釈迦の言葉に、「川を渡る時に作った筏(いかだ)は、渡り終えたら捨てていく。」というのがあります。人生の成功体験も時期がきたら捨てて行こう。ということなのでしょう。

それなら、私はぜ〜んぶ捨てて子供に戻り、最初から楽しんでみたいと思います。
でも、それは努力しないとなかなかできませんね。煩悩やしがらみの多い身ですから。

え? 「高次脳機能障害と何か関係あるのか。」ですって?
それは、「こんち」はきっと神様が「子供」にしてくれたんですよ。「人生をもう一度最初からやってごらん!」ってね。
努力しなくても「子供」になれたんだから、あんたは偉い! 
だから、もう一度振り出しから人生楽しもうね。私も付き合うからね。


生きている証(あかし)

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自分や最愛の人が病気で不自由になると、無性に「生きている証(あかし)」が欲しくなるようです。
それは、「昔はこんな大仕事をした。」とか「元気な時はこういうことも出来た。」のような自慢話ではなく、心の奥底にいて普段は出てこない、もう一人の自分が納得するようなもののような気がします。

私の同級生のS君、東京で暮らしているのですが、5年前奥様に乳がんが見つかりました。幸い早期だったので手術で事なきを得たのですが、奥様は再発を心配しました。
人生を不安に思った奥様は、S君に「生きている証が欲しい。」と言ったそうです。

夫婦で相談し、出した答えは、、、、、?
奥様と一緒に東京から京都まで旧東海道を歩くことにしたそうです。
もちろんS君には大事な仕事がありましたから、土日を利用して歩くわけです。
電車で現地に行き一日歩いて近場で一泊して、次の日も歩いて近隣の駅から帰宅する。

計画を聞いた時には、びっくりすると同時に病み上がりの奥様の体を心配して、「決して無理をしないように。」と進言したものです。

それからことあるごとに、旅先から絵葉書をもらいました。そして3年後、元気なお二人が映った京都三条大橋の葉書をいただき、無事到着したことを知りました。

過日、S君と酒を酌み交わす機会を得たので、無事の到着を喜び、旅の苦労話を聞くことができました。
もちろん、旅先での美味いものや温泉などの話で盛り上がりましたが、「旅の一番の思い出は?」との問いに、S君は急に真顔で答えます。

「週末とは言え、朝から晩まで二日間連れと色んな話をした。こんなに話をしたことは以前にはなかった。一番の収穫は、会話を通して私の連れがこんなにも美しい人だということがわかったことだ。生きている証はともかく、たしかに俺はこの連れと二人で生きている、俺は世界で一番の果報者と思えたことだ、それは連れも同じだろう。」

今、S君夫婦は「今度はドイツを旅してみよう。」とドイツ語を猛特訓中だとか、、、。

私は生きている証として、「こんち」と一緒に何ができるだろうか、、、、
それは私にとっても生きている確かな手応えでなければいけない、、、、
大きな、大きな宿題を出されたようなS君とのひと時でした。



笑顔にカンパイ!

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とてもいい歌があります。

歌っているのは郷ひろみ、作詞作曲は布袋寅泰です。
NHKの火曜深夜番組「サラリーマンNEO」の主題歌でもあります。
あの怖い布袋さんが(失礼!)こんな曲を創るなんて、本当は優しい人なんですね。

「こんち」の介護をしていて、私の気持ちに響いてくる曲です。
皆さんも機会があれば是非一度聞いてみてください。
なんとなく元気がわいてきますよ。  やっぱり音楽の力ってすごいですね。

ーーーーーー<以下、歌詞です>ーーーーーー

     笑顔にカンパイ!
                    作詞/作曲 布袋寅泰
                       唄    郷ひろみ

頑張れと言われても 誰だって それなりに頑張ってるんだ
疲れきった顔 見せないで 口角上げて スーパー笑顔
進め! エブリデイ!

型にはまらずに 行こうよ どこまでも自分らしく
寄り道したって いいから 今日もまた一歩 ゴール目指して
進め! エブリデイ!

マニュアルに書いてない 大切なこともある
優しさを武器にして Here We Go!

フレー!フレー! 頑張らなくていいんだよ
フレー!フレー! みんなそれぞれの
フレー!フレー! さじ加減で生きてる
さあ、みんな! 乾杯!

失敗してもいいさ ちょっと強くなれれば
笑顔に磨きかけて Here We Go!

フレー!フレー! 頑張らなくていいんだよ
フレー!フレー! みんなそれぞれの
フレー!フレー! 幸せがあるんだ
さあ、みんな! 乾杯!

フレー!フレー! 頑張らなくていいんだよ
フレー!フレー! みんなそれぞれの
フレー!フレー!  さじ加減で生きてる
さあ、みんな! 乾杯!


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