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高次脳機能障害の症状
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半空間無視・半側身体失認
①半穣空間無視
半側空間無視とは、片側に置かれたものに気づかない、認識できない症状をいいます。通常この症状は、脳の 右半球を損傷することによる左半側空間無視であることがほとんどです。左側の半球の損傷に伴って起こる右側の半側空間無視というのはまれです。
具体例としては、歩いていて左側にある壁や障害物にぶつかったり、食事のときに皿の左半分を残したりしま す。また患者さんによっては、左側から話しかけられてもそれに反応せず、右側に回っていって話しかけられるとはじめて会話が成立するということもありま す。
②半側身体失認
半側身体失認は主に脳の右半球を損傷することによって左側に生じます。左側が麻痺していて歩行も
ままならないの
に麻痺を否認したり、逆に麻痺はないにもかかわらず左側の身体を使わなかったりします。たとえば通常であったら自然に動きがみられる左上肢を動かさない
で、なんでも右側の上肢を使うといった症状が認められます。
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