記憶全般に関して発症する様々な障害のことを総称して「記憶障害」といいます。
新しい記憶の蓄積ができなくなっていったり、
また覚えたはずなのにすぐに忘れてしまったり、過去の記憶や、
知っているはずの人や物の名前が思い出せなくなるなどの症状があります。
記憶全般に関して発症する様々な障害のことを総称して「記憶障害」といいます。
新しい記憶の蓄積ができなくなっていったり、
また覚えたはずなのにすぐに忘れてしまったり、過去の記憶や、
知っているはずの人や物の名前が思い出せなくなるなどの症状があります。
記憶障害の主な症状
こんな症状は記憶障害かもしれません
記憶の貯蔵時間が数十秒以内とされており、
脳に入ってきた新しい情報を覚えられない状態になります。
何かを見たり、聞いたりしてもすぐに忘れてしまうので、日常生活はもちろん、
仕事をする上でも非常に困難が伴います。
障害は上側頭回から頭頂葉領域の部位の損傷に起因します。
日常生活における具体的な症状
近時記憶は数分~数時間,遠隔記憶はそれ以上の時間から年までに分類されます。
※一般的な健忘では非陳述記憶よりも陳述記憶のほうに障害が現れやすくなります。
1:陳述記憶(宣言的、顕在的)
本人がこれまでに蓄えてきた過去から現在までの記憶で、
意識的に思い出したり、他人に語ることができる記憶のことです。
経験によって蓄積される「エピソード記憶」と、
学習によって得た知識の「意味記憶」の2つに大別されます。
個人の経験やその時間的関係に関する記憶。
部位は側頭葉内側部(特に海馬)の障害。
時間的標識をもたない知識一般に該当する記憶。
部位は両側の側頭葉新皮質の障害。
2:非陳述記憶(非宣言的、替在的)
非陳述記憶とは、本人が繰り返しの練習によって体得した技術的な動作や、
経験則に基づいた潜在的な記憶など、言葉では説明できない記憶のことです。
刺激による条件反射もこれにあたります。
楽器の演奏や自転車に乗ることなど、体で覚えた記憶。
先行する刺激が後続する認知や判断に影響を与える現象。
パブロフの条件反射のような受動的な反応や、
条件刺激に対する習得の反応や回避の反応。
概念学習ともいう。複数の刺激の学習から法則性や処理様式を獲得する。
日常生活における具体的な症状